【2022年】メガネ製作に時間とコストがかかるワケ I METRONOME

【2022年】メガネ製作に時間とコストがかかるワケ I METRONOME

 

こんにちは、ロンドンからスタートしたアイウェアブランド、「METRONOME®」を販売するMETRONOME DESIGN INC.の日本オフィシャル通販サイト・METRONOME-Tokyo OnlineのOKDです。

先日、「メガネの聖地」とも言われている鯖江市へ出張してまいりました。そこで、メガネ/サングラスフレームがどのように製造されているのかを見学してまいりました。

皆様はメガネ/サングラスフレームがどのような工程を経て作られているか、ご存知でしょうか?(お恥ずかしながら、私も最近ようやく全貌をレクチャーしていただきました)

素材のお話

素材自体はプラ系とかメタル系とか、色々あります。店頭でもお店によって販売しているフレームの値段は幅がありますよね(5,000円〜50,000円)。もちろんデザインという付加価値がありますね。そもそも「デザインしたものを形にすること」自体が非常に難しく、コストがかかる部分だったりします。その手間の多ければ多いほど、加工費が高くなり定価も上がってくるということですね。

デザイン

まず、デザインし、成形するための図面を書き起こします。このやりとりも結構時間かかります。この時点で、あまりにも再現が難しいものだと工場からNGを受けることもなくはないです。(出来る場合でも、非常に高価になってしまう)

デザインが決まり、素材などについても検討を進めていきます。例えばチタン製にするのか、アセテートなどプラスチック系にするのか、などですね。

それからようやくメガネ/サングラス製造へと進んでいきます。まず、選ぶのは「生地」です。生地とは、お洋服の生地などと同じようなイメージと同じで、大きな生地から切り取っていく(メガネ、サングラスの場合は削り取っていく?という表現の方が良いかもしれません)ような感じですね。

製造

それから削り取った生地を成形していきます。その際に、デザインをデータに書き起こしてコンピューターへ入力し、機械がその情報を読み取って成形が始まります。この部分も部品なども、色々あるので複雑です。

それから、パーツごとに組み込み作業があります。フレーム本体の鼻パッド(もしくは鼻盛りという鼻パッドの代わりのパーツ)の装着作業など。そして、テンプルの金具部分(いわゆるシューティングと呼ばれる部分など)も、場合によっては専門業者に委託します。それほどほど技術が求められる工程ということでもあります。

全体が組み上がってきたら「磨き」の工程が待っています。この時点で傷やその他修繕事項が見つかった場合、当然ですが工程を遡って直していく必要があります。そうなると時間的にもすごくかかってしまうのですが、こればかりは仕方ないところです。

なぜデザイン性の高いメガネ/サングラス製作は高価なのか

今までお話しした工程もあくまでメガネ/サングラス製作の全体の一部をご紹介したのみです。全てが機械でカバーできるわけではなく、人の手が入る部分が非常に多いです。

デザインがユニークであればあるほど、人の手でどうにかしないといけない部分が多いですし、不良も出やすかったりします。それゆえ、小ロット生産ではコストが非常に高くなる=定価も上げざるを得ない、というわけです。

同じフレーム型を他のデザインに使うことはできませんから、当然1ロットあたり数多く作った方が全体のコストは下がります。

加工の工程がパーツごとに複雑で、かつ丁寧にこなしていく必要があるゆえ、お手元にあるメガネ/サングラスも長い長い道のりを経てユーザー様の元へと届いているのです。

それゆえ、コストを見直そうと考えた時デザインの組みやすさや素材などが検討対象になるのです。

当ショップで言えばデザイン性で群を抜くMETRONOMEシリーズは、物によっては職人の手作業で組み込まれているものも多く、全体的に価格が高いシリーズとなっております。

そのMETRONOMEのデザイン性を引き継ぎつつ、素材コストなどを見直すことで生まれたのがResonanceです。このように、各ブランドの価格の開きにもきちんと理由があります。(製造国がどこか、という人件費的な部分でも、フレームの製造原価は変動します)

おわりに

まだまだ勉強不足で、メガネ/サングラス製造のほんの一部分しかご紹介できておらず、申し訳ないです。今後さらに知識を増やしていければと思います!

当ショップのメガネ/サングラスを今後ともご愛好のほどよろしくお願いします。

それでは、OKD

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